~エアコンからの異音、その原因と対策を解説!~
「おうち時間」の増加でどのご家庭でも大活躍なエアコンですが、エアコンからの異音に悩まされている方は多いです!
エアコン室内機から”カタカタ音”や”ポコポコ音”がする!
エアコン室外機から”ガゴンガゴン”という音がするけどどうすればいいの?
異音って防ぐ方法はないの?
といった皆さんのお悩み解決します!
エアコンの冷暖房自体は使えていても、常に異音がしているとどうしても気になってしまうものです。
また異音の原因によっては、早急に運転を停止してエアコンの修理やクリーニングが必要な場合がありますので、音別に異音の原因と考えられるものをご紹介します。
目次
室内機の”エアコン異音”の原因!音別に8つご紹介!
まずは室内機の異音の原因を8つまとめてみました。
ご自身で聞いてみて、合致する音があれば原因を把握して対処してくださいね!
①"ブシュッ"という音がする
室内機から”ブシュッ“という音がしている場合、それは室内機の冷媒が切り替わっている音と考えられます。
主にエアコンの運転中や停止中に聞こえてくる音です。
エアコンの故障ではないですのでご安心ください。
②"シュルシュル" "シャー" "ボコボコ"という音がする
エアコンから”シャー” “ボコボコ“といった水の流れる音がすることがあります。
これはエアコン内部に冷媒ガスが流れ込む音で、冷暖房運転中や停止後の祖茂取り運転の際に発生する音です。
こちらもエアコンの故障ではありません。
③"ピシッ" "バキッ" "ミシッ"という音がする
エアコンから”ピシッ” “バキッ“等の音がするのは、温度変化によりエアコン本体のプラスチックが伸縮している、または熱交換器が膨張・収縮している音と考えられます。
機能上発生する音ですので、修理等の必要はありません。
④"ポコポコ" "ポンポン"という音がする
エアコン冷房運転時に”ポコポコ” “ポンポン“という音がする場合、ドレンホースに問題があると考えられます。
ドレンホースとは?
エアコン(冷房)使用時に、内部で起こる結露によって発生する不要な水を排水するためのホースのことです!
強風の日や換気扇を使用しているときなど、ドレンホースに外気が侵入してきたときになります。気密性の高い部屋で起こりやすい現象です。
換気扇を止めたり、窓を開けたりすると改善することが多いです。
また、ドレンホース用の逆止弁を使用すると、外気の逆流を防ぐことができます。
それでも鳴りやまない場合は、ドレンホースがホコリ等で詰まっている可能性がありますので、お掃除してみることをオススメします。
⑤"ジジジー" "ジュー"という音がする
“ジジジー” “シュー“という音はイオン発生機能やプラズマ機能が搭載されているエアコンから発生しやすい異音です。
主に送風・換気・加湿運転中に出る音で、イオンを発生させる部品に負荷がかかることで発生します。
1日イオン発生機能を使用せず様子をみて、翌日に異音が止まっていれば正常な状態であると確認することができます。
ただ、何日も異音発生が続いていたり、風量を調節しても直らない場合はエアコンの漏電や故障の可能性もあるため、修理業者に点検を依頼した方がいいでしょう。
⑥"カタカタ" "カチカチ" "ギギギ"という音がする
➊フィルターの不具合
“カタカタ” “カチカチ” “ギギギ“等の音は、フィルターお掃除運転の際に出ることが多いです。
エアコンのフィルターが正しく取付けられていないと、お掃除ノズルがフィルターに当たったり、フィルター自体が安定せずカタカタと音がなってしまいます。
エアコンのカバーを開けて、フィルターが外れていないか確認してみてください。
もしフィルターの位置を直しても異音が続く場合、エアコン本体が正常に動いていない可能性があります。部品の交換が必要な場合もありますので、修理業者に依頼してください。
➋エアコンに虫が侵入した場合
エアコン内部にゴキブリやカナブン等の虫が入り込んだ場合も”カタカタ“音がすることがあります。
焦って殺虫剤をエアコンに直接かけたりは絶対にしないでください。
エアコン専用のハーブの香りで虫を追い出すスプレーをかけるか、エアコンを軽く叩いて虫を追い出してからエアコンの中身を掃除機で吸い、フィルターを水洗いしてください。
(水洗いした後は必ずフィルターを完全に乾かしてから戻してください。)
⑦"キーン"という音がする
エアコンからの”キーン“という異音は、エアコン内部のコンプレッサーやコンデンサーの故障が考えられます。
コンプレッサーとは?
エアコンの冷媒ガスの圧縮機で、冷媒の温度調節を担っています。
電圧を安定させ。ノイズを抑える役割も果たします。
コンデンサーとは?
エアコン用の高圧冷媒を外気で冷やす役割をする、熱交換器のことです。
コンプレッサーやコンデンサーは、エアコンの中でも大変繊細な部品ですので、劣化・故障してしまてはご自身で直すことが難しいです。修理業者にエアコンの調査や修理を依頼してください。
⑧"キュルキュル" "カラカラ"という音がする
“キュルキュル” “カラカラ“という音は、エアコン内部の送風ファンやフィルターにゴミやホコリが溜まってしまっていることで、機能が低下している可能性があります。
カバー開け、フィルターが汚れている場合は取り外して水洗いしましょう。
十分に乾かしてからフィルターを戻し、まだ異音がする場合はファンが汚れているかもしれません。
ファンの掃除は難しいですので、できる限り修理・清掃業者に依頼することをオススメします。
室外機の”エアコン異音”の原因!音別に5つご紹介!
エアコンは、室内機より室外機の方が早く故障すると言われています。
基本的には屋外に設置されている室外機は、小石やゴミ、雨などの異物が入り込みやすく、また普段は室外機を確認することが少ないので異変に気付きにくいためです。
たまに室外機の様子を確認し、異音がしていないかをチェックしてみてくださいね!
①"プシュプシュ"という音がする
室外機の”プシュプシュ“という音は、エアコンの運転を切り替える時に発生する音です。
故障ではなく正常な運転音なのでご安心ください。
②"シュルシュル"という音がする
“シュルシュル“という音は、エアコンの冷房運転時に聞こえる音です。
気にならない程度の音ですので、あまりに大きな音でなければ心配する必要はありません。
③"バチバチ" "チリチリ"という音がする
“バチバチ” “チリチリ“音がする場合は危険な状態の可能性が高いです。
室外機にゴミが挟まったり溜まったりしている場合が多く、室外機内部の掃除が必要ですが、室外機をセルフで開けて掃除するのは感電のリスクもあり大変危険です。必ず専門の業者に依頼するようにしてください。
④"ガラガラ"という音がする
“ガラガラ“という音がエアコンからした場合、室外機ファンの回転する部品が故障している可能性があります。
こちらの部品を修理・交換するのは業者でないと難しいため、すぐに運転を中止して早めにエアコン修理業者に依頼するようにしてください。
⑤"ガゴンガゴン"という音がする
“ガゴンガゴン“という音が室外機からした場合は内部の部品の何かが故障している可能性が非常に高いです。
使い続けると思わぬ事故になりかねませんので、運転をすぐに中止し、早めに修理業者に依頼して点検してもらってください。
エアコンの異音を防ぐ方法!!
〇定期的にエアコンをお掃除する
エアコンの異音の原因は、エアコン内部の汚れか、部品の故障の場合が非常に多いです。
できる限りご自身で異音を防ぐためには、エアコンのお掃除を定期的に行うことが重要です。
簡単なお掃除でしたらご自身でも可能ですので、手順を守ってお掃除してみてくださいね!
➊フィルターのお掃除
フィルターをお手入れするだけで異音の予防に大きな影響を与えます。
フィルターが詰まっているせいで他の部品のパフォーマンスが落ち、酷使した結果異音や故障に繋がってしまいますので、最低でもフィルターのお掃除だけはこまめにやっておきましょう!
➋ドレンホースのお掃除
ドレンホースは、外と繋がっている部分なので、ゴミやほこり、異物が溜まりやすいです。
それにより異音がする状況を作り出してしまいますので、ドレンホースのお手入れも定期的にやっておくといいかもしれません。
ドレンホースは、掃除機とタオルがあれば簡単にお掃除できますよ♪
修理より買い替えた方が良い場合も…!
〇エアコンの寿命は10年程度
時折、20年程同じエアコンを使い続けている方から修理の依頼を頂きますが、既に部品の生産が中止しており修理不可能、もしくは修理できても修理代だけで10万円以上なんてことも…💧
また、修理を無事に終えても他の部品がまたすぐに故障することも多くなります。
使用期間が10年を超すと、だんだんと消費電力も増えてしまいますので、かなりコストパフォーマンスが悪いです。
10年かそれ以上使用されているエアコンから異音がして、修理が必要な場合は、新しくエアコンを買い替えることもご検討くださいませ!